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microbundle で react のコードをビルドする

2020-09-26(created)

先日 microbundle というバンドラーを使って reghcss というコンポーネントライブラリを作ったのですが、ビルド体験が良かったので紹介したいです。

microbundle とは

microbundleはゼロコンフィグなバンドラです。 preact の内部で使われており、preact を読んでいる最中で見つけたので使ってみました。 作者は preact と同じく、developitです。

これは rollup のラッパーであり、もろもろの設定や最適化をコード(主に package.json)を見てよしなにしてくれます。

使い方

package.json の中身を見てバンドルを生成してくれます。

{
  "source": "src/index.js", // input
  "main": "dist/foo.js", // CommonJS bundle
  "umd:main": "dist/foo.umd.js", // UMD bundle
  "module": "dist/foo.m.js", // ES Modules bundle
  "esmodule": "dist/foo.modern.js", // Modern bundle
  "types": "dist/foo.d.ts" // TypeScript typings directory
}

上記の通り様々なフォーマットで出力できますが、最小構成としては source と main さえあれば動かせます。

この状態で、

$ npx microbundle

とすればバンドルされたコードが main などで指定したファイルに出力されています。

React と併用するときの落とし穴

作者のツイート曰く、

Microbundle is actually Preact's rollup.config.js turned into a reusable tool.

とのことで、microbundle は preact を前提として作られています。

そのため、jsx の変換は h 関数で行われることが想定されており、そのまま React のコードをビルドすると

$ npx microbundle
(rpt2 plugin) Error
semantic error TS2304: Cannot find name 'h'.

とエラーが出ます。

これは内部で使われている rollup-plugin-typescript2 のエラーログです。 エラーの内容としては、h 関数相当の jsx から React 要素を作るものが見つけられないと言っているので、React 環境のその関数を tsc に伝えると良いです。 それは tsconfig の jsxFactory です。

なので、

tsconfig.json
{
  "compilerOptions": {
    ...,
    "jsxFactory": "React.createElement"
  }
}

とすれば解決します。

jsxFactory は逆に preact の開発をするときには h を指定しないといけないので、preact を書いたことがあれば「ここが怪しそう」と気付けるし、そうでないならちょっと詰まっちゃうという落とし穴でした。

おわりに

microbundle 良い!!